あぁッ、あの人、あの人よ、あぁーここまできてんのに思い出せない・・・。

とか。

( ,,`・ω・´)ンンン?あれっ、何しにここに来たんだっけ・・・?

とか。

あ~ん!なんでこうなるのよ、さっきやったばっかりじゃないの・・・?

最近こんなことが多くなってきてはしませんか。

加齢に伴う記憶力の低下は避けられない現実が、目の前に迫ってきているような、そんな気がしてくるんです。

日清オイリオが15年に40代から60代の男女1200人に調査した結果によると、「物忘れをすることがある」と答えたのが79,5%あったということでした。

全体の80%にも上ったのですよ。

多くの中高年を悩ませる「物忘れ」は、その半数以上の方々が最低週1回は「物忘れ」をするということでした。

ではその「物忘れ」はどこからくるのでしょうか。

防ぐ方法はあるの?

もしかしたら老人ボケの痴ほう症になるんじゃないの?

「私の物忘れ、やばくな~い」。

「オレの物忘れ、ひょっとして認知症の前ぶれかも・・・」なんて不安に感じていませんか。

そこでこれら不安材料を抱えたままではどうにもなりませんので、まず脳がどのようになっているのか調べてみました。

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そもそも「海馬」ってどこにあるの?

上記図は、大脳の一部を切り取って内部の海馬(赤色で表示)を露出させた図ですが、側頭葉の大部分を切りとって、内部の海馬を表示しています。

海馬は細長い組織でありますが、その長軸方向に沿って層構造が保存されているという特徴を持っています。

例えば、本を読んでいて「あれつ、この登場人物って誰だったけっ?」と、数ページ前に見たばっかりなのに、前のページに逆戻りして内容を忘れてしまっていることが多くありませんか。

私なんか「きのうの晩御飯なんのおかずを作ったけ」なんて、思い出せないことが多いんですよ。

そこでこれらの記憶を保存しているところが、「海馬」という赤色で表示している情報保存庫なんです。

横浜新都市脳神経外科病院内科認知症診断センター部長の真鍋雄太医師によりますと、人間が目や耳などから得た情報は、まず脳の中心部に位置する『海馬』に一時的に保存されます。

この情報を記憶するところを『短期記憶』といいます。

短期記憶は、海馬で必要な情報か、またはそうでないかを短ければ数分で処理し、長い場合だと1ヶ月かけて選別されるということです。

もし不要と判断されたら消去されてしまいます。

つまり”忘れる”ということになります。

「あれつ、この登場人物って誰だったけっ?」や「きのうの晩御飯なんのおかずだったけ」という事例は、記憶の「消去」が生じていると考えられます。

真鍋氏は「人間は誰でも短期記憶のうち8割は1ヶ月もすれば忘れてしまう」と語っています。

これは人間にとって正常な生理現象であって、認知症などを心配することはないということでした。

加齢による記憶力の低下とはどんな症状?

冷蔵庫にモノを取りに来たんだけど、扉を開けると「あれっ、何を取りに来たんだっけ」。(53歳男性)

電話を取り次ぐとき、先方の名前を確かに聞いたはずなんだけど、メモ取る前に忘れてしまった。(50歳男性)

さっき家のドアをカギでしめて手に持っていたのに、どこに置いたかわからなくなることがしばしばある。(58歳女性)

この3例は、短期記憶の物忘れと似ていますが、先ほどの事例とちょっと違ってきます。

「覚えてからしばらくして忘れてしまう」のに対してこちらは「覚えてすぐに忘れてしまう」ということで異なってきます。

これらは厳密にいうと「記憶力の低下」というより「注意力の低下」に分類されます。

注意力は、男性なら記憶力と同じく60歳前後から低下していきます。

『冷蔵庫の目の前まできて何を取りに来たか忘れる』というケースは、冷蔵庫までの移動中、別のことに気が向いて注意がそれることで、『物を取る』という行為が意識から消えている状態なのです。

またカギの置き忘れは、カギを置く瞬間に別のことに気を取られていて、どこに置いたか認識していないと考えられます。

注意力の低下も加齢とともに生じる生理現象なので、特に気にする必要はないでしょう。

「海馬」の短期記憶と長期記憶の違い

前述したように、人間が目や耳などから得た情報は、まず脳の中心部に位置する『海馬』に一時的に保存されます。

この情報を記憶することを『短期記憶』といいます。

この「短期記憶」に対して「長期記憶」があります。

例えば「テレビを見て、顔は知っている芸能人だが、名前が出てこない」といった事例は、長期記憶に分類されます。

前述の通り、人間の得た情報は海馬で一時保存されたのち、必要なものと必要でないものと選別されます。

必要だと判断された情報は、海馬から”倉庫”の役割を持つ大脳皮質に移され長い間、貯蔵されることになります。

これが「長期記憶」であります。

短期記憶は忘れやすい代わりにすぐ思い出せるのに対し、長期記憶は忘れにくい代わりに、必要に応じて海馬が大脳皮質内を検索しなければならないため、思い出すのに時間がかかることが多いのです。

また海馬の機能が低下すると、”貯蔵場所”がわからなくなり、覚えたはずの記憶が思い出せなくなるのです。

このように「短期記憶」と「長期記憶」は一時保存と長期保存の倉庫の違いがあります。

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「海馬」を鍛えると物忘れ 記憶力は取り戻せる効果的な方法は?

  1.  日記・ブログを書くことは有効 ➡ 物忘れ予防のカギを握るのは、一時的に記憶の保存場所となる大脳皮質に移った後に、情報の検索をする「海馬」である。その「海馬」を鍛えることによって維持、かつ強化することが出来れば、記憶力は増してくることになります。それは日記やブログをつけることは、筋肉を強化するのと同じ働きを持つことになります。ただし、書いた日記やブログは、人に読んでもらい、感想など意見を聞きそれに対して返事を返しましょう。それにより脳が効果的に活性化されます。
  2. 「睡眠」「食事」「運動」の3要素の組み合わせ ➡ 睡眠時間は人によって違いますが、脳の睡眠最小単位は6時間といわれています。6時間は脳に負担をかけず、海馬の老化を遅らせるといわれています。食事は、脳内の神経細胞を傷つける活性酸素を除去する「抗酸化作用」の働きを持つ食材を中心とするといいでしょう。例えばニンジン・ブロッコリーといった緑黄色野菜のほか、しょうが・ニンニクなど薬味も、活性酸素を除去してくれる効果が期待できます。他にもウナギに多く含まれるDHAやEPAも、活性酸素を除去する働きがあります。運動に関しましては、近年さまざまな効果が報告されています。特にウオーキングは、30分程度の早歩きがよく、時間帯はいつでもいいことから、毎日の習慣にすると、効果があります。
  3. 将棋やクロスワード・囲碁・麻雀などのゲーム ➡ 海馬は使えば使うほど、機能低下を防ぐことができます。将棋やクロスワード・囲碁・麻雀など何でも構いません。棋譜や戦法を覚えたり、相手の打ち方や指し方を覚えることにより、脳が活発に刺激され海馬が鍛えられることになります。これらは二人以上の人数で行うゲームが、おススメです。
  4. 「偏桃体」の刺激 ➡ おくむらメモリークリニックの奥村歩院長は、海馬の近くにある「偏桃体」を刺激することは、海馬を鍛えることに繋がる、ということを言っています。「偏桃体は隣接する海馬の働きをサポートする器官です。そのため、偏桃体を活性化すれば、海馬も活性化されるので、感情を揺さぶられるような行動が効果的です。例えば音楽を聴いたり、恋愛など感情の振れ幅が大きければ大きいほど、海馬を刺激しますので有効です。

「海馬」を鍛えると物忘れ 記憶力は取り戻せるその方法とは? まとめ

加齢にともなう記憶力の低下は、すべての人間に当てはまることです。

しかし、そういうことも自然の流れに従って楽に生きていくと、当然自然に朽ちていくのが当たり前だと思うんですよね。

やはり健康で元気な毎日を過ごそうと思ったら、何らかの形で体を動かし、それなりの努力は必要だと思いますね。

脳の中の「海馬」も活性化してくれるのを、待っているのかもしれませんよ。

そうすることによって物忘れや、記憶力を取り戻せ、元気に老後を過ごせるようになるのでしょうか。

「人」も「海馬」も一人では生きていけないんですね。

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