こんなことを聞いたことありませんか?

「脳の細胞は、一度死んだら再生しない」ということを・・・。

でもね、最新の研究では、脳内の細胞は新たに生まれ、再生しているらしいですよ。

物忘れをなくしたい、記憶力の低下を防ぎたいという方は、海馬を鍛える日々の努力さえすれば、新たに生まれるんですって。

だから諦めないで、ちょっとした海馬の鍛え方を伝授しますね。

 

脳内外の組織や機能を蘇らせる神経細胞

2016年兵庫医科大学による「iSC細胞」の発見

人間の細胞には寿命があり、脳の神経細胞も加齢とともに壊れていくというのが定説でした。

また脳の細胞は20歳ごろからピークに達し、それから1日10万個の脳細胞が死滅する。

そして脳細胞は、体内の他の細胞と違って二度と再生せず、増えないといわれてきたのです。

しかし近年その定説は、覆されはじめています。

まずスウエーデン・サールグレンスカ大学病院のペーター・S・エリクソン氏は成人の脳であっても、海馬をはじめとするいくつかの部位では、神経細胞が新たに生まれ続けていると発表しています。

その後多くの国内外の研究によって、海馬の神経細胞は減りやすい代わりに、年を重ねても増やせるということが、明らかになっています。

2016年には兵庫医科大学が脳梗塞になった人の脳内から、「iSC細胞」を発見(マウスからは09年に発見されていました)。

この細胞の研究によって脳内外の失われた組織や機能を、再び蘇らせることができる可能性があると指摘されています。

 

生まれ変わる脳細胞による「物忘れ防止」と「記憶力低下」

脳の神経細胞は、年齢に関係なく新たに生まれ続けています。

このことは日々再生される神経細胞を鍛えることによって、物忘れや記憶力低下を防止できるということが、示されているということです。

前回「海馬」を鍛えると物忘れ 記憶力は取り戻せるその方法とは?で説明しました、物忘れのメカニズムをおさらいしておきます。

人間が得た情報は、まず脳の中心部に位置する「海馬」と呼ばれる部位に、一時的に保存されます。

この情報を「短期記憶」といいます。

短期記憶の海馬では、「必要か否か」に分けられ、不要と判断されれば消去されます。

短期記憶の中の情報は、1ヶ月もすればほとんどの人は忘れてしまうということです。

一方、海馬から必要と判断されると、倉庫の役割を持つ大脳皮質に貯蔵されるのが「長期記憶」です。

長期記憶は短期記憶と比べて忘れにくい代わりに、必要に応じて海馬が大脳皮質を検索して、情報を取り出さなければならないため、思い出すのに時間がかかることが多いのです。

 

また海馬の機能が低下すると貯蔵場所がわからなくなり、記憶がハッキリと思い出せなくなります。

これらが「老化による物忘れ」として現れるのです。

このようなことは誰でも起こりうるそうした物忘れには、すぐに実践できる対処法があります。

例えば学生時代の友人の顔は思い出せるが、名前がすぐに思い出せない。

これは「長期記憶」を思い出せないケースです。

加齢などによる海馬の機能が低下すると、長期記憶が検索できなくなります。

長期記憶の中でも、固有名詞は最も思い出しにくい情報の一つです。

このことは、名前だけを覚えようとしないで、関連した情報を同時に覚えると効果的です。

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体とともに海馬も鍛えられる8の字スクワット運動

体を動かすことは、海馬を鍛えることにもなります。

とくにウオーキングなどの適度な運動は、海馬の体積を増やし機能を向上させます。

さらにおススメな運動が、8の字(股通し)スクワット運動です。

ポイントは、両手を使って動かすタオルを目で追うことです。

脳は複数の感覚器官を同時に使った方が、より活性化するといわれています。

8の字スクワット運動

1⃣ 丸めたタオルを右手で持ち、肩幅より広めに足を広げて立つ。

腰を落として股の下で左手でタオルを受け取る。

 2⃣ 左手にタオルを渡したら、手と足を延ばしながら、左手を前方から頭の上にもっていきます。

タオルを目で追い、伸びをするような感じでする。

 3⃣ 今度は1⃣とは逆に、丸めたタオルを左手で持ち、肩幅より広めに足を広げて立つ。腰を落として股の下で右手でタオルを受け取る。
 4⃣ 右手にタオルを渡したら、手と足を延ばしながら、右手を前方から頭の上にもっていきます。タオルを目で追い、伸びをするような感じでする。

このように1⃣から4⃣を10回繰り返すと、自然に脳の海馬が鍛えられていきます。

脳細胞は生まれ変わるって本当?「物忘れ」と「記憶力低下」のすべて まとめ

こうしてみると脳の海馬は、使えば使うほど活性化するようですね。

「8の字スクワット運動」は、決まった順番を守ろうとすることで、海馬などの「記憶系」をそしてそれを目で追うことで、後頭葉などの視覚系を刺激します。

更に両手を使うことで、左脳と右脳の神経線維のネットワークをつなぐことを強化し、記憶をつかさどる海馬が活性化するということになります。

日常生活の中で意識して脳を活性化し、思い出す回数を増やすことによって記憶力の改善が期待できると思います。

なので日々の積み重ねが、若い脳を作ってくれるようですね。