年を重ねるごとに、白髪は徐々に増えてきます。

若白髪といって、20代から1~2本は見ることがありますよね。

若い時は、その白髪は生え変わって、なくなることってありますね。

でも年齢が増すと、ますます増えるわけですから、40代以降の方はどうしても白髪染めに頼るしかないでしょうね。

そこで白髪染めのことを、少し調べてみました。

目次

髪を黒くするメラニンの消失は白髪の元となる

白髪になる仕組み

髪の毛は、頭皮にある「毛球」で作られるということです。

毛球の中には、髪の毛そのものを作る「毛母細胞」と、メラニンを作る細胞「メラノサイト」があるんですよ。

髪の毛を作る際にメラニンが取り込まれることで、髪の色は黒くなります。

メラニンには「ユーメラニン」と呼ばれる黒褐色の色素と、「フェオメラニン」と呼ばれる赤褐色の色素の2種類があります。

日本人はユーメラニンの割合が多いので、黒髪になるということです。

図を見ていただくとわかるのですが、白髪はこの二つのメラニンが、髪からなくなった状態を言います。

白髪になる原因

 

ではなぜ「メラニン」がなくなってしまうのでしょうか?

その原因は明らかになりつつあるのですが、残念ながらまだはっきりと解明されておりません。

公益社団法人・日本毛髪科学協会研究センターの山口智江さんによると、次のことがあげられるということです。

    1. メラノサイトがいつのまにか消えてしまう
    2. 髪が作られる過程で、メラニンが取り込まれなかった

これまでの研究などでは、白髪を調べると「メラノサイトが消えてしまった」というケースが約8割を、占めるということが知られています。

白髪の染料は更年期に入る40代からは部分染め

40代ごろから、白髪染めを愛用している人は多いようですね。

ただし、白髪染めの染料は、染料によって刺激が強いため、皮膚炎を起こす場合があります。

そこで染料を使う場合の、注意点を挙げたいと思います。

白髪染料を使う前はパッチテスト

人によっては、アレルギー反応を引き起こすこともあります。

日本ヘアカラー工業会は、市販の参加染毛剤を自分で使う際は、毎回パッチテストして、かぶれる体質でないかどうかを確かめることをお勧めしています。

使用の48時間前に、腕の内側に少量のヘアカラー剤を10円玉大の大きさに塗ってみます。

それを自然乾燥させ、放置しておきます。

かゆみや発疹が出たら、使用を控えてください。

過去に同じ製品を使ってどうもなくても、体質は変化することがあります。

必ずパッチテストするよう注意してください。

 

白髪染料を髪に塗る場合の注意点

白髪染料を使う場合、あなたはどのように髪の毛に塗布していますか。

髪のつけ根から毛先まで、髪全体に塗っていますか?

それとも髪の根元の、一部分だけに塗っていますか?

ポーラ化成工業(横浜市)研究所主任研究員の大島宏さんによると、メラノサイトは毛球の上部にあるメラノサイトの幹細胞から変化し、毛球部へ届けられています。

国内の最新の研究では、メラノサイトの幹細胞からメラノサイトへの変化がはやすぎるため、毛球まで届かないという説があります。

このように、白髪のメカニズムはまだ研究の段階にありますので、研究が進めば予防したり治すことも可能ではないでしょう。

なので白髪染めを塗る場合は、髪の毛に負担をかけないよう、なるべく髪全体に塗布するのではなく、一部分に塗布することをお勧めします。

 

白髪の原因は?更年期40代からの白髪染めは部分染めから!まとめ

髪の毛については、意外とまだまだ研究の余地がありそうですね。

知られていない部分が、たくさんあるようです。

女性にとって「髪は女の命」なんて言っていましたが、市販の染料もだいぶ研究されてきています。

いつまでもオシャレをして、美しくありたいですよね。