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14歳の中学生とは思えない、なんと謙虚な言葉だろうか。
藤井聡太四段が昨日28連勝を打ち立てたときのコメントが、「思ってもみなかったこと。幸運です。ツキがありました」と笑顔で語っていました。
「夢にも思わなかった。苦戦が数多くあって、ここまで連勝できたのは幸運」と振り返っていましたよね。
また大記録達成したことについては、「神谷さんに並ぶことができて純粋にうれしい」と笑顔を見せる一方、「次の対局が近いので、ずっとその気持ちではいられない。気を引き締めてやっていきたい」と気持ちをあらたに切り替えていましたよ。
凄いとしか言いようがありません。
対戦相手だった澤田真吾六段は、「隙がない」と脱帽。
このあどけない笑顔は、伝説の記録を打ち立てることになるでしょうか。
今後の藤井聡太四段の将来が、楽しみですね。
【Photo By スポニチ】
目次
藤井聡太四段28連勝歴代 1位タイ「非常に幸運ツキもあった」
【Photo By スポニチ】
無敗の14歳棋士「経済を動かす天才そうちゃん」
デビュー以来、公式戦で無敗の最年少棋士藤井聡太四段(14)は、21日大阪市福島区の関西将棋会館において、王将戦予選が行われました。
対戦相手は澤田真吾六段(25)。
藤井聡太四段(14)は99手で破り、歴代1位タイの28連勝を達成しました。
従来は、1986年~87年に28連勝した神谷広志八段(56)が単独1位でした。
なんと、30年ぶりに藤井聡太四段が、見事に大記録を打ち立てたのです。
今期、20日竜王戦に敗れて引退が決まった加藤一二三九段(77)は、自分の愛称を「ひふみん」と呼んでいますが、今回藤井聡太四段の愛称を「そうちゃん」と名づけたそうです。
そうちゃん語録
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=2016年9月] 中学生棋士になったのは偉大な方々ばかり。並べるように頑張りたい(史上最年少で中学生プロ棋士になることが決まり) [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=16年12月] いろいろ反省点はあったけど、もっともっと強くなりたい(デビュー戦で現役最年長の加藤一二三九段に勝利して)[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=17年1月] 連勝は意識せず、自然体で刺していきたい(連勝記録を14に更新して)[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=17年6月]自分の実力からすると僥倖としか言いようがない(歴代6位の20連勝を達成して)[/speech_bubble]
言葉にも注目
ところで藤井四段の中学生らしからぬ古風で大人びた言葉遣いは、藤井四段自身の風格そのものから出た言葉でなかろうか。
4月4日:デビュー以来公式戦11連勝で発した言葉「望外」。
※望外=望んでいた以上に結構なこと
6月2日:公式戦20連勝を達成した時の言葉「自分の実力からすると僥倖としか言いようがない」と発言。
※僥倖=思いがけない幸せ
私は、この歳になるまで恥ずかしながら「僥倖」なんて知りませんでした。(・□・;)
また当然ながら私には、この言葉を使う機会すら与えられていないようです。(苦笑)
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藤井聡太四段の強さの秘密は?~集中した時の癖~
浦野真彦八段(53)と大橋貴洸四段(おおはしたかひろ)は、藤井四段のことをこんなふうに語った。
彼の強さは、対局したものにしかわからない。
- 長時間対局していると、普通途中で途切れるものですが、彼の場合とにかく集中力が並外れて長い。
- 形勢が悪くなっても、罠を仕掛けてくる。
- 邪念がないところに不思議な強さがある。
対局中のしぐさや癖
今回、対戦相手だった澤田真吾六段との対局中のしぐさや癖が出た場面がありましたので、ご紹介いたしますね。
中盤戦集中してくると、前かがみの前傾姿勢になってきます。
この癖は藤井聡太四段だけではなく、他のプロ棋士にもよく見られるしぐさでしょうね。
ただ他のプロ棋士と少し違うのは、将棋盤に頭が深くかぶるぐらい、前傾姿勢になるということでしょうね。
この藤井聡太四段のしぐさは、一見苦しいさまを相手に感じさせてしまいますが、なんのそのこれは相手対局者に油断させているんだと、私は見ましたね。
先を読み取ることができる藤井聡太四段ですから、苦しいと思わせて隙を狙って、罠を仕掛ける手段だと思いますね。
それと対局中にあくびを何回となくしてましたよね。
私なんか相手対局者に失礼かと思うのですが、ひふみんによりますと、脳のクールダウンをしているんだと言ってましたね。
なんと大胆不敵な、これも藤井聡太四段の作戦かもしれませんが、私はあれは意図的ではなく、何気なく自然に出たものだと推測しますね。
そこはまだ大人になり切れないところが、残っているんだと思いますね。
そう考えると可愛いものではありませんか。
そうそう足も叩いていましたよ。
それから左手に持った扇子を、蛇腹になっている折山を開いたり閉じたり。
考えてみますと、藤井聡太四段のこのようなしぐさや癖は、彼自身の強さそのものだと思いませんか。
藤井聡太四段28連勝 その強さの秘密は?~集中した時の癖~ まとめ
28連勝のタイ記録となった佐藤康光九段・同連盟会長(47)は、「14歳という若さで偉大な記録に並んだことに敬意を表します。次局も大変な注目が集まるかと思いますが、全力を出し切ってもらいたいと願います」と曰く。
また羽生三冠も「偉大な記録に並ぶとは、驚嘆の一語につきます」と賞賛を浴びせていました。
これから藤井聡太四段はますます向上し、次戦26日の竜王戦を勝ち抜いていくものと期待できるでしょう。
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