【報知新聞社 報知ガイドより】

駅伝の面白さの醍醐味は、なんといってもそれぞれの思いを込めた、タスキの受け渡し場面ですよね。

このタスキをなんとしてでも、次の走者に繋ぎたいという思いは、選手の皆の共通点。

駅伝の中でも、なぜ箱根駅伝がこんなにも面白く、人気があるのか、ふと考えてしまいました。

駅伝大会は、いくらでもあるではありませんか。

その中でも箱根駅伝はだんとつに面白く、しかも観ている人も選手と同じように必死になって、観戦してしまいますものね。

泣いたり笑ったり、悔しがったり心配したり、とにかく物語があるんですよね。

しかも道中といっていいかどうかわかりませんが、区間ごとの旅人生を感じてしまいますね。

さぁ、2018年の箱根駅伝では、どんな走りの展開を見せてくれるでしょうか。

楽しみですね。

目次

箱根駅伝区間コースの最速記録タイム

箱根駅伝コースには1区から10区までありますが、そのコースの道路条件は、すべて同じではありません。

坂道あり、細かいアップダウンあり。

さぁ、それらの難所をどのようにして突き進むか、見どころのポイントですね。

これから区間ごとの問題点など、挙げていってみたいと思います。

【1区21,3キロ】読売新聞東京本社~鶴見中継所

区間記録:1時間01分06秒

記録保持者:佐藤 悠基(東海大)第83回/2007年大会

1区間道状況:大手町の読売新聞社前をスタートして、首都の高層ビル街を走り、高低差の少ない平坦な区間。この区間は安定感のある走りが求められ、安定感のある走りができる選手が求められる。八つ山橋あたりから駆け引きが始まり、18キロ地点の六郷橋を渡り切った下りでペースを上げ、各校のエースが待ち受ける鶴見中継所へと向かう。どのチームが駆け引きをものにするか、見どころのポイントでもあります。

【2区23,1キロ】鶴見中継所~戸塚中継所

区間記録:1時間06分04秒

記録保持者:M・モグス(山梨学大)第85回/2009年大会

2区間道状況:各校のエースが走る”花の2区”といわれている。13キロ付近からは高低差20mほどの権太坂が控え、ラスト3キロの連続上り坂「戸塚の壁」などの山場がある。まさに精神力、体力、勝負勘などランナーの能力すべてが求められ、その効略はかなり厳しい。また1区で大きく出遅れたチームのエースが、後方から一気に巻き返す”ごぼう抜き”が見られる区間となりますので、その辺を注意して観戦するのもいいでしょう。

【3区21,4キロ】戸塚中継所~平塚中継所

区間記録:1時間01分38秒

記録保持者:O・コスマス(山梨学大)第88回/2012年大会

3区間道状況:正面に富士山、左に相模湾を望む景勝地を走ります。前半は遊行寺の交差点あたりまで徐々に下りながら海岸線に至る。藤沢市街を抜けたあたりから待っている茅ヶ崎海岸では、強い向かい風に合うことが多く、ペース配分がカギとなるため、選手の力配分が要求されることになります。さぁ、どの選手がこの区間を制するか、見どころの場面でもあります。

 

【4区20,9キロ】平塚中継所~小田原中継所

区間記録:1時間03分36秒

記録保持者:栃木 渡(順大)第93回/2017年大会

4区間道状況:2006~16年大会では最短の18,5キロだったため、多くのチームが経験の浅い選手を投入する「新人区間」だったが、17年大会では12年ぶりに以前の距離に戻り、「準エース区間」となった。距離を延長されたため、終盤、選手を苦しめることとなったのがこの区間である。さて今回はどう展開されていくか、観戦の見どころでもあります。

【5区20,8キロ】小田原中継所~箱根

区間記録:1時間12分46秒

記録保持者:大塚 祥平(駒大)第93回/2017年大会

5区間道状況:この区間コースは、標高874キロまで駆け上がる難コースでもあります。最高地点を過ぎた後の残り5キロの下りと、平坦地で大きな差が出ることもあります。この最大難コースを駆け上るのはどのチームでしょうか。

【6区20,8キロ】箱根~小田原中継所

区間記録:58分01秒

記録保持者:秋山 清仁(日体大)第93回/2017年大会

6区間道状況:序盤の4キロほどの上り坂を過ぎると、一気に下りに入る。急傾斜になると100メートルを最速14秒台のハイスピードになるので、飛ばしすぎると次第に平坦になる、箱根湯元付近からの残り3キロが苦しくなります。急な山下りから平坦部分に移った後、中継点までをどうつなぐかポイントになります。

【7区21,3キロ】小田原中継所~平塚中継所

区間記録:1時間02分32秒

記録保持者:設楽 悠太(東洋大)第88回/2012年大会

7区間道状況:前半の小田原市街はほぼ平坦。9キロ過ぎの国府津駅あたりから、小さなアップダウンが続きます。この区間を走る時間は、午前9時半ごろ。次第に気温が上昇し始める。この区間は、最も気気象の変化がみられるところでもあります。相模湾を右手に、大磯警察署を過ぎると、いよいよ平塚中継所となります。

【8区21,4キロ】平塚中継所~戸塚中継所

区間記録:1時間04分05秒

記録保持者:古田 哲弘(山梨学大)第73回/1997年大会

8区間道状況:タスキを受けた直後に花水川を渡ります。前半は平坦ですが、中盤以降はダラダラとした上り坂になり、日差しも強く選手たちの体力を奪う形になります。相模湾に別れを告げ、残り5キロ地点にある遊行寺の急な上り坂が、難所となります。このあたりからシード権争いとなるでしょう。中継所まで約2キロの原宿交差点。最後のアップダウンが勝負を分けるでしょう。

【9区23,1キロ】戸塚中継所~鶴見中継所

区間記録:1時間08分01秒

記録保持者:篠藤 淳(中央学大)第84回/2008年大会

9区間道状況:花の2区の裏返し区間であるが、タスキを受けてすぐに長い下り坂と入っていく。ペースの配分が難しいコースになる。復路のエース区間で、8キロ付近の権太坂が勝負を分けるだろう。終盤は繰り上げスタートを避けるため、最期の力を振り絞る選手の走りが見られるのもこの区間になる。公判で横浜駅近くを通るため、沿道は多くの観戦者で埋め尽くされ、レースも佳境となり、観戦のポイントとなります。

【10区23,0キロ】鶴見中継所~読売新聞東京本社

区間記録:1時間08分59秒

記録保持者:松瀬 元太(順大)第83回/2007年大会

10区間道状況:気温の上昇と復路の2番目の長距離で、プレッシャーから思わぬアクシデントや、逆転劇が起こりやすい区間でもあります。19キロまでは1区の逆相となるが、途中の馬場先門を右折し、銀座通りから日本橋を渡ってゴールの大手町へ向かう。優勝争いと共にシード権争いもかかっているので、残り1キロは選手も沿道も白熱する場所でもあります。さぁー、2018年の優勝校はどの大学になるか、楽しみですね。。

箱根駅伝ルートのイラスト地図はコレ!区間記録タイム更新なるか?まとめ

今頃、選手の皆さんどうしているかしらんと、ふと思ってしまいました。

私などは大きなイベントに、出場するというだけで緊張してしまうのですが、どうなんでしょうね。

人生をかけたものなのでしょうか。

私なんかワクワクして、楽しみに待っているんですけどね。

皆さんいい走りと、いい記録が出ますよう、応援しています。