よくこんなこと聞いたことありませんか?
髪を洗いすぎると毛が抜けるとか、海藻類をたくさん食べると、髪の毛が黒くなって増えるとか。
確かではないけど、洗いすぎて髪が抜けるんだったら、しょっちゅう洗わんとこなんて。
海藻類も食べないよりは、髪の毛が黒くなって増えるんだったら食べた方がいいのかも。
どれもこれも、もっともらしいではありませんか。
そこで髪について調べてみました。
コラージュフルフルネクスト 薬用シャンプー&リンス
目次
40代からの髪 それってあなたの髪に本当にいいの?
1.わかめなど海藻類をたくさん食べると髪は増えるの?
大事な食材ですが、発毛効果は認められません。
海苔やわかめ、ヒジキなどの海藻類は、鉄分や銅、亜鉛など髪を作るのに必要な成分は多く含まれています。
しかし、海藻をたっぷり食べたからといって、髪が増えるということはありません。
髪のために最も重要なことは、髪の主成分であるたんぱく質です。
摂取した栄養は、まず生命維持に欠かせない内臓に使われ、髪への供給は後回しになるため、その分しっかりとることが大事ですよ。
海藻類は、他のビタミン豊富な食材などと併せて、髪の健康を保つ補助食材と考えましょう。
2.脂っこい食べ物は毛穴に皮脂が詰まるからダメなの?
過剰に摂取しなければ、あまり心配することはありません。適度な資質は、髪の大事な絵栄養素になります。
脂っこいものを食べたからということで、極端に皮脂が増えるということはありません。
中高年の方は、胃がもたれるからと肉などをを食べず、脂質が不足する傾向がもあります。
適度な資質は、髪の質を保つうえで非常に大事です。
ただし余分な資質は、血中で中性脂肪として蓄積され、血流が悪化します。
すると髪が作られる毛母細胞へ栄養が行かず、抜け毛や薄毛につながる可能性があります。
健康診断で中性脂肪の高い人、肥満気味の人は、脂身の多い肉やジャンクフードなど、酸化した脂質の多いものは控えた方がよいでしょう。
※ ジャンクフード:ハンバーガーなどのジャンクフードは脂質や塩分が多く、ビタミンやミネラルが不足しがちになります。取りすぎはNG!
3.上等なヘアケア剤を使えば髪はきれいになるの?
ある程度はケアできます。ですが、まず土台の頭皮から栄養をとどけましょう!
髪のパサつきや傷みは、トリートメント剤などである程度はケアできます。
しかしそれ以上に、土台である頭皮が健康で、髪にしっかり栄養が行き渡ることが大事です。
流行の糖質制限ダイエットなどは、要注意です。
特に穀物やイモ類に含まれる複合炭水化物は、髪を作るエネルギー源として重要な栄養素です。
髪や頭皮のために五大栄養素をしっかりとり、偏った食生活は改めましょう。
4.白髪は抜くと増えるの?
白髪は増えませんが、将来的に薄毛になる可能性があります。
髪の色のもとはメラニン色素を作るメラノサイトは、白髪を抜くことでダメージを受けるわけではありませんので、白髪が「抜くと増える」という訳ではありません。
しかし無理に白髪を抜くことで、毛根を傷め、その場所に将来的に二度と髪の毛が育ちにくくなり、薄毛になる可能性があります。
5.毎日のブラッシングは薄毛予防や増毛に効果があるの?
髪のケアには大切ですが、増毛効果までは期待できません。
ブラッシングは、ヘアスタイルを整えるためなどに大切なケアですが、その刺激が薄毛予防や増毛に結びつくわけではありません。
ブラシで頭皮を叩いたりするのも、頭皮を傷め、かえって薄毛につながることもあります。
また、多くの方が見逃しがちなのは、ブラシを清潔に保つことです。
皮脂やホコリがたまったブラシを使うと、頭皮で雑菌が増える原因になります。
ブラシに絡まった髪はこまめに取り除き、最低でも月1回は洗いましょう。
※ ブラシの掃除の仕方:普段使っているシャンプーを入れたお湯に浸し、歯ブラシなどでブラシの目の間を洗う。
6.高価なシャンプーは髪や頭皮にいいの?
大事なのは価格より、シャンプーの種類と髪や頭皮との相性です!
シャンプーは洗浄成分の種類によって、「アミノ酸系」「高級アルコール系」「せっけん系」の大きく3つに分けられます。
美容室で扱っているシャンプーには「アミノ酸系」が多く、天然成分を配合しているなどの特徴から、少し高めの価格が多いです。
しかし必ずしもそれが「髪によい」という訳ではなく、自分の髪質や頭皮の状態と相性があっているかどうかが、重要です。
そこで主なシャンプーの種類と特徴を調べてみました。
アミノ酸系 | 高級アルコール系 | せっけん系 |
■ 特徴
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■ 特徴
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■ 特徴
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■ 向いている人
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■ 向いている人
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■ 向いている人
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■ 主な成分
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■ 主な成分
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■ 主な成分
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※ 「洗いすぎ」もかえって豊かな髪の妨げに!シャンプーの際、皮脂を撮ろうと頭皮を強くこすったり、2度洗いなどをすると、頭皮が乾燥してふけやかゆみの原因になります。過剰な洗髪は禁物です。
7.シリコン入りのシャンプーは髪に悪い?
一般に市販しているものなら、まず心配はいりません。
シリコンは「毛穴を詰まらせる」というようなイメージがありますが、市販されているシャンプーでしたら、しっかり洗い流せば問題ありません。
シリコンには、髪の毛をコーティングしてツヤや手触りをよくし、髪の引っかかりによる抜け毛を減らす効果もあります。
一方で、洗った後にさっぱりした感じを求める方は、ノンシリコンシャンプーをおすすめします。
使用感やご自分の頭皮の状態を見て、相性のいいシャンプーを選びましょう。
8.以前からある椿油や”つげのくし”を使うと髪がきれいになる?
髪がパサつく方には合うかもしれませんが、ボリュームダウンしますのでご注意を。
ヘアクリームやオイルと同様、椿油やつげの櫛もパサつく髪を外から補修する手段ではあります。
ただ髪が乾燥気味でない方は、髪がぺたんこになりがちなので、ご自分の髪に合うかどうかの見極めをしてください。
静電気がおきやすい方は、つげの櫛のほか、豚毛、や猪毛などの自然素材のブラシをおすすめします。
化学繊維のブラシでも、目の粗いものは、静電気を抑えられます。
9.シャンプーは毎日しない方が髪にやさしいってホントなの?
髪や頭皮の乾燥がひどい方以外は、毎日をおすすめします。
「髪が傷むのでシャンプーの頻度を控える」といったことがあります。
しかし、高温多湿の日本では、頭皮で雑菌が繁殖しやすいため、においなど感じる場合は、基本的に毎日をおすすめします。
冬場、特に頭皮が乾燥しがちでしたら2日に1度にして、様子を見るのもよいでしょう。
10.薄毛防止には分け目を変えた方がいいの?
こまめに変えるのがいいです。紫外線など頭皮への負荷を分散できます。
ずーっと同じ分け目をしていると、分け目の境界の頭皮にばかり髪の重みが加わり、その部分の髪だけ薄くなることがあります。
このことを牽引性脱毛症といいますが、露出した分け目にばかり紫外線が当たり、頭皮へのダメージを蓄積します。
きつく髪を縛るのはやめ、分け目もこまめに変える方がいいでしょう。
ヘアケアのウソ・ホント?それって髪に本当にいいの?まとめ
年齢を重ねるごとに、なんとなく髪のボリュームがダウンして髪型が決まらないことってありますよね。
朝起きて鏡を見ると、ぺたんこの髪にショックをうけたことありませんか。
また頭のトップが薄くなったなぁーとか・・・。
そう思った方はたくさんいらっしゃるのでは?
それってきちっと手入れするとふんわり髪感は取り戻せますので、大丈夫ですよ!
ぺたんこ回避には、髪の流れと逆にして乾かすだけですからね。
髪のボリュームの悩みは乾かし方を見直すと、ずいぶん変わってくるもの。
さぁ、あなたもただ考えるだけではなく、いろいろ試してまずは実行してみましょう。