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これから先20年、30年続く老後資金は、いったいいくらあれば安心して暮らせるの?
巷では誰が言ったのか、老後資金は1億円必要だなんて。
あまりにも非現実的じゃな~い。
貯金のない私は、どうすればいいの?
いったいいくらあれば、またこれからどう使えば、私たちは安心して老後を暮らしていけるの?
そこで本当のところはどうなのか、これからの人生生活設計の必ず訪れるであろう、「もしも」に備える術を考えてみました。
目次
減っていく年金生活の「もしも」に備える節約術
「通帳にいくらあれば安心なの・・・?」
実は、通帳にいくらあるかないかを考えるのは、意味がありません。
今ある貯金額に合わせて、身の丈に合ったやりくりを考える術の方が、賢明ですよ。
お金を運用して、一獲千金を狙おうなんて思わないことですね。
そんなこと考えて貯金が底をついたら、本末転倒ですからね。
ではどうすればいいのでしょうか。
まずは老後に必要な年金生活費のシミュレーションをしてみました。
老後の年金生活費のシミュレーション!
上記のグラフを見てみますと、この表は貯金が2000万円の場合と、1000万円の場合の2パターンで記録しております。
また年齢差2歳の夫婦の年金シミュレーションをしてみました。
老後を本格的に考えるとしたら、年金が受給できる65歳という年齢からになるでしょうか。
それまでの60歳から65歳までの間、夫の再雇用中の63歳まで働けるうちに、少しでも貯金をしておきたいものです。
63・64歳という期間は無収入になりますので、健康なうちはパートで働ける仕事を確保しておくとよいでしょう。
夫が65歳で退職すると、収入が激減します。
また63歳の妻が、老齢基礎年金をもらうまでは、辛抱しなければなりません。
この時期は、それぞれの年金収入に合わせた生活を、目指すようにしましょう。
では65歳からの、本格的な年金生活の必要経費を、探ってみましょう。
年金生活の中で起きる人生一生の諸慶祭事
- 子どもや姪っ子、甥っ子親戚の子どもの結婚祝い 100万円~5万円✙交通費10万円~5万円
- 子どもの出産祝い 50万円~3万円
- 孫の入学お祝い 10万円~3万円
- 祖父、祖母の法事等の出費 10万円~5万円✙諸経費5万円~3万円
- 両親の葬儀費等 100万円~
- 夫の葬儀代 200万円~
- 本人の入院、手術代 20万円~
- 介護のための住宅リフォーム代 300万円~
- 孫の大学入学祝い 5万円~
- 年間の固定資産税などの固定費 10万円~
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年間の必要経費を知ると一生で使うお金がわかる
年金生活でやりくり上手な節約術の目安
年金月収 | 8万円 | 12万円 | 16万円 |
食費 | 20000円 | 27000円 | 36000円 |
日用雑貨 | 5000円 | 5000円 | 5000円 |
水道・電気・ガス代 | 12000円 | 12000円 | 17000円 |
通信費 | 8000円 | 10000円 | 12000円 |
教養娯楽費 | 2000円 | 5000円 | 6000円 |
レジャー費 | 3000円 | 5000円 | 7000円 |
被服費 | 3000円 | 5000円 | 7000円 |
医療費 | 3000円 | 6000円 | 6000円 |
交際費 | 3000円 | 5000円 | 8000円 |
住宅費(管理費等) | 15000円 | 15000円 | 15000円 |
生命保険費 | 3000円 | 6000円 | 10000円 |
税金・社会保険料等 | 5000円 | 6000円 | 10000円 |
その他雑費 | 3000円 | 13000円 | 21000円 |
合計額 | 87000円
▲7000円 |
120000円 | 160000円 |
やりくりポイント
通信費➡通信費の見直しが、一番簡単な節約術です。3000円台になる格安スマホへの乗り換えがおすすめ。
レジャー費➡人との交流は大事ですが、親戚、友人との付き合いは、自分に合った出費になるよう要注意。
減っていく年金生活家計簿シミュレーション公開!上手な節約術は?まとめ
このグラフは、あくまでもシミュレーションなので、各家庭で通帳残高を確認し、それぞれの貯金高に合わせた年金生活を送りましょう。
それには、通帳の預金残高がいくら減ったか確認し、年間赤字を算定し、95歳までの年数を掛け算すれば、貯金が足りるかどうかが、わかるというものです。
また足りないとすれば、見積もった必要経費を減らし、10万円のところ半額にするとか、背伸びをしないでそれぞれの家庭の身の丈に合った、金額にするといいかと思います。
もし貯金が足りない場合、「住み替え」を行うことも視野に入れることを考えましょう。
持ち家なら、家を売れば貯金が増えます。
そして年金で賄える施設に住み替えるも、一つの方法でしょう。
年金がかなり少なく、貯蓄もなければ生活費の一部を、生活保護として受け取れる可能性もあります。
国の制度を正しく知ることも、生活設計では重要でしょう。
また貯金が少ない人は、葬儀代を貯金で残すよりは、少額短期の死亡保険付き保険に、お守りとして加入することをお勧めします。
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