1983年私が31歳の時でした。
高松塚古墳壁画「西壁女子群像」発見は当時かなり衝撃的なできごとでしたが、さらに驚いたのはキトラ古墳の発見でした。
キトラ古墳は付近の住民の方から「家の近くにも高松塚古墳と似たような古墳がある」といった情報が知らされたそうです。
このことがきっかけでキトラ古墳の発掘調査が行われたことを、私は今でも鮮明に覚えています。
1983(昭和58)年にファイバースコープによる探査が行われ、石槨の奥壁に玄武と思われる壁画が発見されました。
そして15年後の1998(平成10)年、上下左右に向きを変える最新のCCDカメラで探査が行われ、青龍、白虎、天文図が発見されました。
また2001(平成13)年の調査では、デジタルカメラを使用して南壁の朱雀を確認し、獣頭人身十二支像の存在も確認されました。
今回、キトラ古墳壁画を保存管理している施設(キトラ古墳壁画体験館四神の館内)では、キトラ古墳壁画の公開が行われます。
これは事前申込制になっていますので、申し込みなど詳細にお知らせしたいと思います。
目次
キトラ古墳壁画の公開(第5回)について
🔵 応募受付
事前申込制
平成29年9月23日(土・祝日)~10月22日(日) <閉室日>10月4日(水)・10月18日(水) 公開時間:9時30分から17時 ※応募により当選された方は、事務局が指定した時間に受付にお越しください。 |
「キトラ古墳壁画の公開(第5回)」事務局
TEL:06-6281-3060
ホームページ:http://www.kitora-kofun.com
・事前にインターネット又は往復はがきによる応募が必要です。
・応募者多数の場合,抽選にて当選・落選を決定します。
🔵 場所
キトラ古墳壁画体験館「四神の館」内 キトラ古墳壁画保存管理施設 (奈良県明日香村・国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内) |
🔵 費用
無料 |
🔵 公開した壁画
🔵 主催
文化庁,独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
キトラ古墳壁画応募方法
応募資格
どなたでもご応募できます。小さなお子様(未就学児・幼児)も参加可能
往復はがきの場合
【記載事項】
- 一人の方が複数通の応募をすることはできません。複数の場合、1通とみなします。
- 往復はがき1枚で4名まで応募できます。
【往復はがきの記載内容】インターネットの場合
①当選・落選をEメールでお知らせしますので、通知の印刷ができる環境であることを確認の上、ご応募ください。(携帯画面でEメールが確認できる場合は、受付でその画面をご提示いただくことも可能です。)
②一人の方が複数回の応募をすることはできません。複数回の応募があった場合でも、1回の応募として取り扱います。
③「キトラ古墳壁画の公開(第3回)」事務局ホームページから応募ください。
事務局ホームページ▶http://www.kitora-kofun.com
※文化庁ホームページ(http://www.bunka.go.jp)からもリンクしています。
当選・落選の決定、通知
第一次応募は、抽選にて各日・各時間帯の見学者を決定いたします。インターネットでご応募いただいた方にはEメールで、往復はがきでご応募いただいた方には返信はがきで当落の連絡をします。通知は4月24日(月)から、順次発信・発送します。
※第1次応募により定員に達しない場合、第2次応募を行います。さらに第2次応募でも定員に達しない場合、当日受付を行います。
問い合わせ「キトラ古墳壁画の公開(第3回)」事務局
TEL. 06-6281-3060 受付時間:10時~16時(ただし4月7日~5月13日の平日のみ)8時30分~17時(5月14日~6月11日)
※ 公開期間中を除く土日は、事務局を閉局します。
※ 当選・落選に関する問い合わせはご遠慮ください。
※ 取得した個人情報は、当該公開に係る連絡以外には使用しません。
交通機関
公共交通機関利用
東京・横浜方面から | 京都駅から 近鉄京都駅 →特急・約55分→ 橿原神宮前駅 →約5分→ 飛鳥駅 |
名古屋駅から 近鉄名古屋駅 →特急・約110分→ 大和八木駅 →約5分→ 橿原神宮前駅 →約5分→ 飛鳥駅 |
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奈良交通バス利用(大和八木で近鉄電車乗り換え) 新宿 →夜行高速バス「やまと号」・約8時間→ 大和八木駅(近鉄電車に乗換え) 大和八木駅(近鉄電車)→約5分→ 橿原神宮前駅 →約5分→ 飛鳥駅 |
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博多・広島方面から | 新大阪駅から 新大阪駅:JRまたは大阪地下鉄 → 天王寺(近鉄電車に乗換え) 大阪阿部野橋駅(近鉄電車) →急行・45分→ 飛鳥駅 |
関西空港から | 奈良交通バス利用(大和八木で近鉄電車乗り換え) 関西空港 →リムジンバス・約70分 → 大和八木駅(近鉄電車に乗換え) 大和八木駅(近鉄電車)→約5分→ 橿原神宮前駅 →約5分→ 飛鳥駅 |
車の利用
大阪方面から | 大阪 →(約46km)→ 飛鳥(阪和自動車道・南阪奈道路・R169経由) |
京都方面から | 京都 →(約42km)→ 奈良 →(約25km)→ 飛鳥(R24経由) |
和歌山方面から | 和歌山 →(約80km)→ 飛鳥(R24経由) |
名古屋方面から | 名古屋 →(約173km)→ 飛鳥(R25経由) |
橿原神宮前駅から | ①橿原神宮前駅東口(2番乗車場)→ 和田町西 → 橿原和田 → 豊浦 → 甘樫丘 → 飛鳥 → 飛鳥大仏前 → 万葉文化西口 → 岡天理教前 → 岡橋本 → 明日香観光会館前 |
②橿原神宮前駅東口(2番乗車場)→ 和田町西 → 菖蒲町1丁目 → 菖蒲町3丁目 → 菖蒲町4丁目 → 菖蒲町4丁目南 → 野口 → 川原 → 岡橋本 → 明日香観光会館前 | |
桜井駅から | 桜井駅南口 → 御幸田町 → 桜井駅筋 → 仁王堂 → 安倍文殊院前 → 生田 → 飛鳥大仏前 → 万葉文化西口 → 岡天理教前 → 岡橋本 → 明日香観光会館前 |
飛鳥駅から | 飛鳥駅 →(徒歩7分)→ 国営飛鳥歴史公園館 |
キトラ古墳 第5回公開 申し込みはいつから 応募方法は?まとめ
キトラ古墳は古墳時代の終り頃、7世紀末〜8世紀初め頃に造られたと推測されているようです。
それにしても高度な技法で描かれた壁画は、なにものにも代えがたい日本文明があったのかと、最高に誇りに思いますね。
またそれらの壁画を守るため、細心の注意をはらって修理、強化処理をおこなう保存技術は、、まったく驚くべき快挙なことだと思います。。
今回、「キトラ古墳壁画体験館四神の館」1階の「キトラ古墳壁画保存管理施設」では、期間限定・事前登録制で壁画実物を公開されますので、ぜひご応募し古代から残された日本文化を、堪能されたらいかがでしょうか。