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子どもは大人より高温の環境にいる!
日本各地で記録的な猛暑が続いています。
熱中症への注意が、連日呼びかけられていますよね。
夏休みになると子ども達が家で過ごす時間も増えるため、身近な大人が子どもの変化を十分見守る必要があります。
専門家は「子どもは熱中症になりやすいので、油断は禁物」と呼びかけています。
目次
子どもは体温調節が未発達
熱中症はまず水分補給から予防しよう!
乳幼児は新陳代謝が盛んなうえ、体温調節の機能が未発達にできています。
なので、体幹部の体温が大人より大きく上昇しやすく、熱中症になるリスクが高いといわれています。
小学生でも体調の変化を、言葉でうまく伝えられない場合が多いです。
外から帰ってきた子ども達の様子を、よ~く確認したいものです。
昭和大医学部教授の水野克己さん(小児科)は、「顔が赤く、汗をひどくかいている場合は、水分を補給しながら、水でぬらしたタオルで首のまわりを覆い、扇風機で風を送りながら、体を冷やしてあげましょう」と語っています。
次の症状が出たら急いで医師の診察を
頭が痛い、吐き気がする、だるい、力が入らないなどの症状があったら、まずは氷をタオルに包み、エアコンのきいたところに移動して体を冷やしましょう。
さらに次の4つの症状があったら、医者の診断を仰ぐことをおすすめします。
- 体温が上がって体を冷やしても熱が下がらない。
- 汗が出なくなり手足が冷たい。
- 呼び掛けても反応が鈍い。
- 尿が6時間以上でない
また風邪を引いた後のレジャーなど、無理は禁物です。
予定があっても、子どもの体調に合わせて途中で切り上げるなどの判断が必要です。
朝食はきちんと!
医学博士で管理栄養士の本多京子さんは「暑い時期には、朝食をきちんととることが最も重要」と指摘しています。
また「みそ汁やスープ、野菜や果物を意識して食べさせ、水分や塩分、ミネラルを補給しましょう」と語ってくれました。
真水は吸収に時間がかかるため、活動の前にコップ一杯(200CC)程度、活動中は15~20分おきに水分を補うといいでしょう。
塩昆布や細かくした梅干しなどをおやつ代わりにしたり、果物ならビタミン、ミネラルが豊富なキウイや塩をかけたスイカを食べるのもいいでしょう。
プールなど水の中も要注意
プールや海など水の中にいても、熱中症になるリスクは多いにあります。
早稲田大学教授(環境生理学)の水島計さんは、「水中でも運動すれば体温は上がります。一方、水中では汗をかいても体の表面から蒸発せず、気化熱で体温を下げる働きが機能しないことがあります」と指摘しています。
発汗による脱水を防ぐための水分補給は、まめに行った方が体にはよいそうですよ。
「水温が33℃以上になると、体温との差が小さく、水中で安静にしていても体内の温度は下がりにくいです」と長島さん。
「水温が高い時は泳がせず、水遊び程度にとどめてほしいですね」とアドバイスをいただきました。
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暑さ指数を確認しましょう!
環境省は、「熱中症予防情報サイト」で、気温や温度などから熱中症の危険度を示す、「暑さ指数」を大人と子どもに分けて公表しています。
暑さ指数は「危険」「厳重警戒」など5段階に分けられています。
暑さ指数が31度(気温ではおおむね35度)以上になると「危険」とされ、運動に関する指針では、「特に子供の場合は中止すべき」だとしています。
子どもは身長が低く、地面の熱や照り返しの影響を受けやすいため、暑さ指数は大人より0,1~0,3度ほど高いといいます。
担当者は「サイトでは2日先の予測できますので、お出かけの際の参考にしてほしい」と話ししています。
こちらをどうぞ↓
まとめ
今年は全国的に気温が高く、各地で熱中症で死者が続出しています。
気温40度を記録されてもいます。
そんな時は、なるべく外出しない方がいいでしょうが、どうしても出なくてはいけないときは、日傘など暑さ対策をすることをおすすめします。
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