定期預金の満期連絡が届いたので銀行に行くと、「次は、個人向け国債にされてはどうですか?」といわれました。

定期預金は満期になったもの、金利は驚くほど低いのです。

銀行員の言っていることを、鵜呑みにしていいものかどうか、私にはわかりません。

このような時、どう判断したらいいかわかりませんよね。

そこで賢い消費者になるために、知って得するマネー学を勉強してきました。

今回、勉強してきた基礎的な知識をご紹介したいと思います。

定期預金にするか国債を運用するか、判断基準を教えて!

まず、個人が購入できる日本国債には、大きく2つの種類があります。

  1. 元本割れのない個人向け国債
  2. いつでも換金できる新型窓口販売方式国債(新窓販国債)

の2種類の国債です。

ですが2の新窓販国債は、2016年2月から昨今のマイナス金利の影響で、見送られています。

現在は、個人が購入出来る国債は、個人向け国債だけになっています。

個人向け国債と定期預金の違いとは?

定期預金と個人向け国債の共通点:定期的に利子が支払われ、満期になると元本が戻ってくる。

個人向け国債の特徴

  1. 最低金利保障が付く
  2. 市場金利が上がると、適用金利が上がる(変動10参照)
  3. 換金できるのは1年経過後

上記表のように、個人向け国債には「固定3」「固定5」「変動10」の3種類があります。

いずれも個人が安心して購入できるように、最低でも0,05パーセントの金利となる最低金利保証がついています。(特徴1)

金利がマイナスになるなんて、ありえない。

そう思っている人は多いでしょう。

しかし名目金利を、ゼロパーセントよりも低い水準にする「マイナス金利政策」を日銀が行って以来、市場金利はマイナスが続いています。

銀行は、軒並み定期預金の金利を引き下げました。

大手銀行の定期預金の金利は、10年もので年0,01パーセント。

それに比べて個人向け国債は、すべて年0,05パーセントですから、定期預金の5倍なのです。

さらに、個人向け国債「変動10」は市場金利と連動して適用金利が動きます。

市場金利が改善して上がっていけば、国債の適用金利も上昇していきます。

長く預けても、金利上昇の恩恵を受けることが可能となります。(特徴2)

変動10は半年ごとに適用金利が見直される「変動金利」を採用しており、「10年固定利付き国債の市場金利×0,66パーセント(但し年0,05パーセント限度)で計算されます。

なので、結論として金利の最低保証がついていますので、預金より個人向け国債が、最も有利だと言えるでしょう。

1年以内に使うお金を個人向け国債に預けると不利

個人向け国債は、他の国債のように時価で売買されません。

このことは、市場の動向によって値下がりしたり、値上がりしたりすることがないからです。

特徴3の「換金できるのは、1年経過後」はそれを含めての長所です。

1年経過後なら、どのタイミングで換金されても元本は保証されますので、ご安心ください。

直近2回分の手取り利子(税引き後利子)に相当する金額がひかれるものの、総受取額で元本割れすることはありません。

裏を返せば、「1年以内に使うお金を預けてはいけない」ということです。

定期預金は10年満期で預けたとしても、翌日に解約することができます。

しかし個人向け国債は、換金手続きをしてもその場で現金を、受け取ることができません。

手元にお金が戻ってくるのは4営業日後です。

個人向け国債は、利便性に劣るという欠点があります。

しかし、それらの欠点を踏まえた上で、使い分けをするといいかと思います。

預金よりも個人向け国債の方が有利

定期預金か個人向け国債にするかを迷うよりは、使い分けを工夫する方が、賢明かと思われます。

1年以内に必要なお金は、普通預金に預け、いざというときのために半年分の生活費は、定期預金に預けるといいかと思います。

これら以外のお金で、元本確保で運用したいお金を個人向け国債に振り分けたらいいでしょう。

結論として、預金よりも個人向け国債が有利かと思います。

個人向け国債それとも定期預金にする?その違いは【知っ得マネー学】まとめ

個人向け国債は、定期預金に比べて利便性にやや欠けるでしょう。

が、上手に活用していけば、定期預金だけの時より資金を増やすことができますよ。

やはりお金を増やすには、一獲千金なんて思わないで、コツコツ確実に増やすことをお勧めします。

期間をかけてじっくりやっていくと、塵も積もれば山となる、といった言葉がありますよね。

個人向け国債も、選択肢の一つとして考えたらいかがでしょうか。