天理(奈良)は、延長十一回に決勝点をもぎ取り、神戸国際大付(兵庫)を下しました。
三本松(香川)は、二松学舎大付(東東京)の九回の反撃をかわし、初の8強入りしました。
明豊(大分)は、十二回死から3点差を逆転して神村学園(鹿児島)にサヨナラ勝ちしましたね。
東海大菅生(西東京)は、序盤の畳み掛けるような攻撃で、青森山田(青森)を破りましたよ。
甲子園高校野球が開幕して10日目を迎えました。
そろそろ優勝候補が絞られてきましたよ!
天理の礁井涼のシュートは、かなりの武器になりますよ。
期待できますね。
出典:読売新聞朝刊(8月19日)より
目次
夏の甲子園高校野球速報!
▷ 第10日(18日)3回戦
天理 翻弄シュート 礁井フォーム変え開花する!
天 理 (奈良)01000000001 2
神戸国際大付(兵庫)01000000000 1(延長11回)
天理が延長線を制した。
十一回に山口の適時打で勝ち越し、礁井涼は1失点完投する。
神戸国際大付は二回に片岡の三塁打と内野ゴロ(記録は野戦)で追いついたが、その後の好機にあと一本が出なかった。
三本松 流れ呼ぶバント
三 本 松 (香川)000011003 5
二松学舎大付(東東京)000000002 2
三本松は五回、佐藤のスクイズで先制し、六回に下地の右前打で加点。
九回に川崎、渡辺の連続適時打などで突き放した。
佐藤は87球で完投。
二松学舎大付は九回に追い上げるも、4併殺が響いた。
明豊12回3点差逆転 2死からサヨナラ勝ち!
神村学園(鹿児島)000001013003 8
明 豊 (大分)002010200004× 9(延長12回)
明豊がサヨナラ勝ちする。
3点を追う延長十二回、菅の2点打などで同点とし、浜田が決勝の押し出し四球を選んだ。
神村学園は、九回に3点差を追いつき、十二回に勝ち越す粘りを見せたが、力尽きた。
東海大菅生 柔軟打線 想定外の投手難なく勝つ!
青森山田 (青森)000000100 1
東海大菅生(西東京)11510001× 9
東海大菅生が19安打で快勝した。
一回に片山の適時二塁打で先制。
二回にも加点し、三回は小玉の2ランなどで5点を奪い、試合を決めた。
青森山田は、七回に中沢が放ったソロだけに終わった。
夏の甲子園高校野球速報!(天理ー神戸国際大付)第10日(18日)まとめ
各校の監督の言葉
天理・中村監督
「言葉が見つからないくらい選手が頑張ってくれた。決勝打の場面で守備力のある山口は、変えられない選手だから、代打は考えず、任せた」
神戸国際大付・青木監督
「右打者が、(天理・礁井涼の)内角の球に苦しみ、チャンスをものにできなかった」
三本松・日下監督
「バッテリーが攻める投球をしてくれた。先に1点でも多く取るため、得点圏に走者を送ろうとバントを多用した」
二松学舎大付・市原監督
「併殺が多く攻撃がかみ合わなかったが、よく粘った。九回に2点挙げ、最後に嬉しいことが待っていた試合だった」
明豊・川崎監督
「延長十二回は走者を出せば何とかなると思っていた。100%を出し切ってくれた選手が頼もしい」
神村学園・小田監督
「選手は全力を出した。最後は守り切れなかったが、食いより選手への感謝しかない」
東海大菅生・若林監督
「5点取れればと思っていたが、三回は本塁打の後にも連打が出て、相手にダメージを与える点の取り方ができた」
青森山田・兜森監督
「戸田の球威に詰まらせた。相手打線は失投を逃さず、力強かった。完敗でした」