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そろそろ定年退職が近づいてきました。

あなたはこれからの年金生活に不安はありますか?

全国50~70代の女性にアンケートを実施したところ、なんと66,8%の方が“ある”と答えています。

中でも「貯金はそれなりに備えてはいるが、不安は膨らむ一方です」という方が、多いことがわかりました。

ですがこんな方もいらっしゃるんですよ。

年金生活に入ったら、ぜいたくはNGと思うかもしれませんが、決してそうとばかりは言えませんね。

自分で賢く選択して、好きなことにもちゃんとお金を使い、気持ちの上で贅沢な生活をしている方が結構いらっしゃるんです。

要は、自分の収入に合った身の丈生活を楽しんでいる、というところでしょうか。

では二組のご家庭の場合を見てみましょう。

目次

年金生活家計簿ブログ

メリハリ家計で、好きなことにお金を使いたい!

K・Yさん(61歳・熊本県)の場合

プロフィール

夫(63歳)は会社員として長年勤めてきましたが、5年前に早期退職しました。

30年前に分譲マンションを購入し、毎月の管理費と修繕費があります。

貯金は退職金と合わせて、1千500万円あります。

私自身もパートで家計を支え、現在も働いています。

二人の子供たちも独立し、それぞれ家庭を持っています。

2年前より収入は約2分の1に減りました。

光熱費などの固定費を見直して、支出を大幅にカットしました!

K・Yさんの家計簿

夫(63歳) 年金収入    手取り収入      13万円

妻(61歳) パート収入   スーパーの早朝仕事収入    6万円


合計                       19万円

2018年6月の家計簿

費目 支出 備考欄
食費 40,000 米・食材・調味料含む
マンション管理費・修繕費 18,000 管理費・修繕費・水道費込
光熱費 19,000 電気代・ガス代
通信費 20,000 固定電話代・携帯電話代(二人分)・新聞代
生命保険代 18,000 二人の終身保険代・掛捨て保険代
雑費 11,000 トイレットペーパー代などその他
医療代 12,000 高血圧症治療代など薬代・歯科治療代
積立て預金 20,000 毎月の積立金
冠婚葬祭積立金 12,000 葬式香典代・親戚の法事代
170,000 +20,000

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年金額は少なくとも、やりたいことは積極的に支出する!

Y・Aさん(58歳・滋賀県)の場合

プロフィール

夫(66歳)は自営業をしており、現在国民年金を受け取っています。

以前より夫の仕事(水道工事)の量は少ないですが、年金と同じくらいの収入はあります。

私は養護老人ホームで介護助手をしています。

1日おきの4時間のパートで働いていますが、68歳までは働ける職場ですので、何とか頑張りたいと思っています。

預貯金は800万円ありますが、なるべく取り崩さないように、二人で協力して身の丈に合った生活をしていきたいと思っています。

また年に1~2回の温泉巡りは、譲れない楽しみの一つになっています。

Y・Aさんの家計簿

夫(66歳) 年金収入    手取り収入      11万円

妻(58歳) パート収入   介護助手        6万円


合計                       17万円

2018年5月の家計簿

費目 支出 備考欄
食費 30,000 米・食材・調味料含む
光熱費 25,000 電気代・ガス代・水道費
通信費 18,000 固定電話代・携帯電話代(二人分)・新聞代
生命保険代 20,000 二人の終身保険代・介護保険代
雑費 9,000 宅急便送料代などその他
医療代 8,000 治療代など薬代・歯科治療代
積立て預金/旅行積立金 30,000 毎月の積立金
冠婚葬祭積立金 20,000 葬式香典代・親戚の法事代
160,000 +10,000

充実老後を手に入れるための3つのちょっとしたコツ

冒頭にも書いていますが、定年退職した後の年金生活に対する不安を抱えている方は、「ある」と答えた方が半数以上にものぼります。

ではその不安とはどんなことなんでしょうか。

要は定年退職した後の収入減の不安である。

  • 収入が減っても今の生活を保てるか、もしくは生活費は足りるのだろうか?
  • 現在の貯蓄が、年金受給までに預金が、なくなってしまわないか?
  • 長期入院などで寝たきりになったり、出費がかさむのではないか?
  • 介護施設に入らなくてはならない場合、高くて入所できないのではないか?

大きく分けて、上記4つの不安が示されています。

ではこの4つの不安を解消するためには、どのようにするといいだろうか。

■ 今、あなたが不安に思っていることを漠然に思うだけでなく、ノートに洗いざらい書き出してみよう!

■ 毎日の生活費を、今日は何に使うとか、明確に項目を書き出してみよう!

■ あれもこれもと「ついで買い」をしないで、必要なものだけをメモ書きし、無駄金にしないよう注意しよう!

年金生活では、どんな小さなことでも、まずメモ書きを習慣化することを、おススメします。

まとめ

年金生活では、知らないことが損をすることに陥ります。

ですが、メモに書き出すことにより、脳が活性化し、指、手、足、体全体に血のめぐりが行き届いて、ちょっとしたことにも注意を払うことができます。

そこで、年金生活に入ったと自覚できる一番のポイントは、介護保険です。

介護保険は年々値上がりし、2000年度発足時は全国平均2911円でしたが、本年度4月から5,869円になりました。

約2倍の負担額になっております。

一方、生活基盤となる国民年金は、横ばい状態でむしろ減っている状態です。

そこで年金生活の家計簿は、少ない金額でもメモに書き出し、メリハリのついた家計管理が重要かと思います。

限られたお金の中で、楽しみのある有効な使い方をすると、健康長寿となって自分に返ってくるでしょう。

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