お金は毎日必ず何らかの形で、使ったりして持っていますよね。

なんら気にすることもなく使う100円玉や10円玉。

これら通常貨幣や記念貨幣、オリンピックメダルなどを作っているところがどこか、あなたはご存知でしょうか。

それは「造幣局」です。

国内では造幣局は「大阪」「広島」「埼玉」(埼玉は都内から昨年10月に移転しました)の3か所にあるんですよ。

今回は珍しい品種の桜がいっぱいの、「造幣局桜の通り抜け」でも有名な大阪造幣局を、ご紹介致します。

目次

大阪造幣局と五代友厚

その接点は?

五代友厚は1836年(天保6年)薩摩藩士野家に生まれています。

彼は明治新政府において、欧米諸国と対等にいくための国内商工業の振興に力を注いでいました。

そこで大阪商人たちを東京に呼び寄せ為替会社・通商会社設立の意義を説き、政府管轄の銀行と貿易事務会社の基礎を築き、大きな功績を残しています

そういう中で五代友厚と造幣局との接点は、香港から買い付けた貨幣の縁をプレスする機械の圧印機なんです。

【貨幣の縁をプレスする圧印機】

このように造幣博物館では、昔の機械や東京オリンピックで作られたメダル・勲章など貨幣に隠された最新技術まで、数々を展示しています。

 

では造幣博物館でどんな貨幣が見れるのまた購入できるものがあるの?

「ミントショップ」貨幣セットや金属工芸品を販売

造幣局で初めて造られた「二十圓金貨」
「天正菱大判」  その価値は1億円とも言われている
 地方自治法施行60周年記念貨幣には、都道府県の名所などがデザインされています。500円貨幣は、大阪の仁徳天皇陵古墳、和歌山は、那智の滝
  東京オリンピックメダル。

次の東京オリンピックメダルも造ることになるのでしょうか。

 

   竹のような形の鋳型に流し込んで作られた竹流金。

大坂方の軍資金といわれています。

   札幌オリンピックメダル
  商品として販売してあります。

干支をデザインした年銘板と一円玉~500円玉をパックした「平成29年銘ミントセット」1748円。日本を強調した「同ジャパンセット」2200円は、外国人観光客に大変好評を得ています。

   

商品として販売してあります。

干支をデザインした年銘板と一円玉~500円玉をパックした「平成29年銘ミントセット」1748円。日本を強調した「同ジャパンセット」2200円は、外国人観光客に大変好評を得ています。

  第2次大戦の物資不足のため造られた幻の陶貨です。

流通前に終戦を迎えた。

   貨幣製造の工程は①材料の金属を溶かして貨幣の厚みの板を作る(広島工場で行う)→②貨幣の形に打ち抜く→③縁や模様、ギザをつける→④傷などを検査し、合格した貨幣を計数して袋詰めにする。

 

大阪造幣局・造幣博物館の見学は?

「体験コーナー」は子ども達に大人気です。

100円玉が4000枚入った袋は約19キロ、千両箱は約20キロ。

みんなずっしり重たいのにびっくりしてます。

工場見学

見学できる時間:9時・10時・10時半・13時・13時半・14時半の1日6回あります。

所要時間:約1時間半

曜日:月曜~金曜

料金:無料

予約は:http://www.mint.go.jpから。空きがあれば当日受付可。

造幣博物館

開館時間:9時~16時45分まで(入館受付は16時まで)原則通年開館

予約は:不要

料金は:無料

※ 10人以上は問い合わせてください。

博物館のみの見学も可。

※ 造幣博物館、工場見学とも年末年始、桜通り抜けの期間は休みになっていますので、ご注意ください。

※ 臨時休みもあります。

住所:大阪市北区天満1-1-79

電話:06-6351-6150

 

 

まとめ

レンガ造りの瀟洒な建物が美しく、まわりの木々と釣り合って良く映えていますね。

春になるとさらに浪速の風物詩として、「桜の通り抜け」が多くの人々を魅了してやまない桜名所です。

1883年に「市民とともに桜を楽しもう」と一般開放をスタートさせました。

混乱を避けるため一方通行にしたことから「通り抜け」と呼ばれることになったそうですよ。

平日でも工場見学や造幣博物館など訪れることができますので、ぜひお立ち寄りくださいね。