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パタンナー志望として、アパレルメーカーに就職したいと思う方は多いかと思われます。

しかし、まず学校卒業生やアパレルメーカーで2~3年勤めたくらいの経験者では、採用されるのは難しいと思っていただいても、過言ではありません。

アパレルメーカーは、パタンナーとしての技術力を求めているからです。

すなわち即戦力を求めています。

それだけ専門職としての、パターンメーキング技術に長けていなければ、転職するのはまず難しいと思っていただいてもいいでしょう。

また、専門学校で3年間○○式の製図を教わったとしても、アパレル業界では厳しいとは思いますが、その技術は通用しません。

特に学校によってはそれぞれの作図法が違っていますので、マイナーな作図法でしたらアパレルメーカーでは、まず利用することができないのです。

なので初心者もしくは2年経験者くらいでは、採用されるのは難しいでしょう。

しかし、そういう中であっても、メーカーは市場で出回っている売れ筋商品を、まねることが多々あります。

そんな時、売れ筋商品をほどかず、そのままのシルエットの型取り方法を知っておくと、面接の時有利に働くことがあります。

この技術を学び、しっかりと型紙作成の技術をアピールして、面接に挑むとよいでしょう。

では前回ボレロ風ラグランジャケットの手順を、右記(http://bi-v1.com/kiseihinborerofuuuwagifuku/)で説明していますので、さらに詳しく記載していきたいと思います。

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目次

現物商品から地の目を確認して製図を引こう!

身頃の縦地の目と横地の目を正確に取ろう!

1.後ろ身頃の中心線の縦地の目を取る

2.後ろ身頃のBLの横地の目を取る

3.後ろ身頃の製図を引く

前身頃の縦地の目と横地の目を正確に取ろう!

4.まず前中心線になる縦地の目、横の地の目などを取る

5.前身頃の製図を引く

ラグラン袖の線の取り方

ラグラン袖は地の目を取る方法もあるが、試し用の布を使って縫い目にピンを刺し、その上をなぞって肩線などの傾斜を出す方法が、最も効率が良く正確に線を出すことができる。

6.肩線の傾斜の出し方、縫い目にピンを刺していく

7.試し用の布を服の上に乗せ、縫い目に刺したピンを鉛筆でなぞる

8.なぞって浮き出た線をつないでいく

9.後ろ身頃の製図に合わせてラグラン袖を合わせる

このようにして前ラグラン袖も同じように線を導き出していきます。

まとめ

アパレルメーカーは、手っ取り早く売れ筋商品から型を取る方法が、イメージがわきやすく作業が早く済みます。

素材を変えたり、ちょっとした付属を付け加えたりすると、イメージ通りの違ったデザインの服になりますので。

一から新規のデザインを作ろうとすると、かなりコストがかかるし、何回もサンプルを作らなくてはいけませんので、さらに不要な労力がいるでしょう。

そうはいってもほとんどのパタンナーは、商品を解かずにそのままのシルエットの型を取るということは、そうそう簡単にできるものではありません。

また、そんな技術を教えてくれるところはありません。

しかし、地の目を取る方法を知ってしまうと、現物商品の出来上がり数値を頼りに製図を引くよりは、地の目をたどって線を引く方が、意外と簡単にできます。

最大のメリットは、現物と全く変わらないシルエットの型紙ができます。

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