いよいよベスト8が出そろいましたね。

仙台育英が劇的なサヨナラ勝ちをし、大阪桐蔭(大阪)は史上初となる二度目の春夏連覇を逃しましたよね。

見ごたえのある場面でしたね。

盛岡大付(岩手)は、大会初となる1試合2本の満塁本塁打が出た済美(愛媛)との打撃戦を制し、初の夏8強となりました。

広陵(広島)は、中村が今大会4本目の本塁打を放ち、聖光学院(福島)を振り切りました。

花咲徳栄(埼玉)は、序盤の猛攻で前橋育英(群馬)を破りました。

では4試合の結果報告です。

出典:読売新聞8月20日朝刊より

 

目次

第99回全国高校野球第11日(19日)3回戦結果報告

▷ 第11日(19日)3回戦

盛岡大付 強打対決制す!

盛岡大付(岩手)0010500015  12

済 美 (愛媛)0200401000  7(延長10回)

5本塁打が飛び交う打撃戦を、盛岡大付が制した。

延長十回に林の適時打で勝ち越した後、植田が2打席連続本塁打となる3ラン。

済美も吉岡の満塁アーチ、宇都宮のソロで競り合ったが、力尽きた。

花咲徳栄・西川3安打!

花咲徳栄(埼玉)401200201  10

前橋育英(群馬)110000200  4

序盤に主導権を握った花咲徳栄が快勝する。

一回に西川、野村の適時打など4長短打を集めて4点を先制。

四回は西川の2点二塁打で加点した。

前橋育英は、七回に小池がソロを放つも、反撃が遅かった。

広陵・中村「満点」4号

広 陵 (広島)020002002  6

聖光学院(福島)100030000  4

広陵の中村が3試合連続で今大会4本目のアーチ。

六回に同点の2点打、九回に決勝2ランを放った。

聖光学院は、一回に瀬川のソロで先制し、五回には逆転したが、継投策が実らなかった。

仙台育英 劇的サヨナラ勝ち9回2死「王者」の隙突く

大阪桐蔭(大阪)000000010  1

仙台育英(宮城)000000002×2

仙台育英が逆転サヨナラ勝ち。

1点を追う九回、馬目が中越え2点二塁打を放った。

長谷川は1失点完投。

大阪桐蔭は柿木は完封ペースの好投を見せたが、九回の守備の乱れが痛かった。

速報 夏の甲子園高校野球仙台育英劇的勝利第11日(19日)3回戦 まとめ

各校の監督の言葉

盛岡大付・関口監督

「満塁本塁打応酬に簡単にはいかないなと感じた。球界の植田の同点ソロは、チームを勇気づける本塁打だった」

済美・中矢監督

「こういう展開は予想していた。強打の済美の復活を目指して、やってきたことは出せた」

花咲徳栄・岩井監督

「一枚も二枚も相手が上だと思って、攻め尽くすつもりで臨んだ。勝つことができて素直にうれしい」

前橋育英・荒井監督

「安打は出たが、つながらなかった。花咲徳栄の打線は、迫力があった」

広陵・中井監督

「10年ぶりの夏8強で、甲子園に出るたびに負けて、広島に帰ってからの重圧がすごかった。ホッとしている」

聖光学院・斎藤監督

「継投は予定通り。5回で2点は上出来。中盤まで計画通りに進んだが、中村君一人にやられた」

仙台育英・佐々木監督

「先制されても選手は笑顔で頼もしかった。夢のよう。興奮して次の広陵戦のことはまだ考えられません」

大阪桐蔭・西谷監督

「3年生が作ってくれたまとまりのあるチームだったからこそ勝ちたかった。負けも大きな勉強として、立派な野球人、一人の人として大きく成長してほしい」