後々の人生にかかわる重大な試験というものは、どんな試験であっても緊張するものです。
ですが卒検は公正を規して、教官と他の同乗者2人と本人、合計4人での実施試験となります。
教習所で習った技能を普段と変わらずに冷静になって臨むと、案外同乗者の2人もあなたと五十歩百歩の力量ですので、心配することはないと思いますよ。
私事で恐縮ですが、私は一度卒検を落ちました。
しかも試験コースに入る前に少し運転してスタートするのですが、教官がいきなり「はい!そこまで」といわれてしまい、もうびっくり仰天です。
私は何が何だかわからず、教官は下りてなにか確かめていましたね。
停止線をタイヤが数㎝踏んでいたのです。
私はその時、「いやーっ、ほんのちょっとですよ、堪忍して見逃してください ・´д`・。。。。」と、必死になって頼んだのですが、ダメでしたね。
とうとう試験コースも走らず、不合格になり、後ろに乗っていた2人の青年は合格でしたね。
どういう訳か、車内は教官も2人の青年もなんとなく笑いを押し殺していて、目に笑みがあるんですよね。
私も一時は落ち込んだものの、次の日に再挑戦して昨日の繁華街と違い、のどかな田んぼ道が多いところだったので、走りやすくて合格となりました。
路上が終わると、今度は教習所の中を走るんですが、駐車場に入れるのが難しかったですが、何とか合格しましたよ。
ちなみに私は合宿でしたので、再検定料はいりませんでした。
なので、皆さん合宿の方が無難でずっーとお得ですよ。
安心して運転できました。
では頑張っていきましょう。\^0^/
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目次
卒検で特に注意しなければいけない減点項目
卒検では一般課題と教習所内での方向転換・縦列の課題があります。
一般課題は検定員の指示に従い、決まったルールで決まったルートを走行します。
次に路上での検定が終わったら、教習所内で方向転換(右バック・左バック)縦列駐車があります。
この2つの課題で、持ち点100点から減点方式で合否が決まります。
では始めて行きましょう。
減点される主な項目のポイント
■ 車に乗車する場合
※ ルームミラーなど確認する場合、動作は大げさにすることが大事です。
- 車の後ろを通り、車の前方死角部分を見る
- ドアを開ける前に後ろを見る
- 後ろから車が来ていなければ、ドアを開け、素速く乗り込む
- シートを合わせる
- シートベルトをする
- ルームミラーを合わせる
- ドアミラーを確認する(合っていなければ調節する)
- サイドブレーキが引いてあるか確認
- ギアをニュートラルに(ATの場合はPになっているかどうか確認する)
- クラッチとブレーキ(ATの場合はブレーキ)を踏む
- エンジン始動
■ 慣らし走行する場合(ただし、この場合は失敗しても減点されません)
- まず右にウインカーを出す(発信しますよという合図)
- 左後ろから右後ろまで周りをぐるっと確認する
- 車が来なければ落ち着いて発進する
- 100mくらい慣らし走行する
■ 本運転走行(慣らし走行と同じ)
- 発進の合図で右にウインカーを出す
- 左後ろから右後ろまで周りをぐるっと確認
- 車が来なければ落ち着いて発進する
■ 進路変更
- ルームミラー、合図、ドアミラー、目視で確認をしっかりする
- 駐車車両、障害物あった場合は、なるべく早くみつけてよける
■ 右左折する場合
- 右折中央線から50cm以内、左折道路の端から1m以内から離れすぎないように、歩道に乗り上げたりしないこと
- 右折時はちゃんと中心まで出、一般車と同じような曲がり方をしないように
- 10km/h以下でしっかりと徐行する
- 左折時は、巻き込み確認する
■ 坂道発進する場合
- サイドブレーキは使っても使わなくてもいいです(自分のやりやすいように)
■ 踏切を走行する場合
- 停止線で止まって右、左、窓を開けて音を聞く
- 踏切上では変速をしない(MTのみ)
- 中央寄りを通常通り通過する
■ 一時停止場所の場合
- 止まって0km/hにする
- 一瞬止まっただけではいけません きっちり2~3秒止まって左右確認する事
■ 歩行者保護確認
- 信号機のない横断歩道に渡りたい人がいたら必ず止まる
- 渡りたい人などをしっかりと見抜く事
■ 見通しの悪い交差点の場合
- 必ず徐行する
- 体を前のめりにして、車が来ないかどうか確実に確認すること(車が来たら停止!)
- 状況がよければ発進(いつまでもおろおろしないこと)
■ 停車場所
- 幅0,75m以下の路側帯は入らない
- 幅0,75m以上ある路側帯の場合は路側帯に一部車体を入れ、0,75m以上開けて止まる。ただし、路側帯に入る前に一時停止を忘れない事、一発不合格になります
- 歩道がある場合は歩道まで寄せる
- 歩道も路側帯も無い場合は、道路の左端まで寄せる
■ 降車
- ウインカーを消す
- サイドブレーキを引く
- ギアをバックにする ATの場合はPに
- エンジンを切る
- クラッチを離す ATはやらない
- ブレーキを離す
- シートを下げる
- シートベルトを外す
- 後ろを見る
- 車いなければドアを10cm程開ける
- 空いた10cmからもう一度後ろを確認
- 車がいなければ素速く降りる
- ドアを手で優しくしめる
- 車の後ろを通って帰る
卒検項目の減点点数
乗車時
〈5点減点〉
- ハンドブレーキを戻さない
- 運転姿勢が悪い
- 発進の合図を忘れる
〈10点〉
- シートベルトをしない
走行中
5点減点
- 右左折方法を誤る
- 下り坂でクラッチを切って走行(エンジンブレーキ使わない)
- AT車 クリープ現象で0.3m以上動く
- 車輪が縁石歩道に接触
- 狭路(S字・クランク)外での切り返し
- 同一狭路での2回目以降の切り返し(3回で10点4回で中止)
特5点減点
- エンスト
- 発進手間取り
- 進路変更の合図をしない
- ブレーキの掛け方が強すぎる
10点減点
- 0.3m以上0.5m未満の逆走
- ふらつき小
- 路側帯に進入
- 速度加速指定区間での加速不良
- 交差点で安全確認していない
- 踏切で窓を開け右左折の安全確認をしない
20点減点
- 縁石などに乗り上げて走行し1.5m未満で停止
- 障害物に軽く接触
- ふらつき大
- 0.5m以上の1m未満の逆走
- 移動しているものとの間隔不十分
- ブレーキをかけながらカーブに入る
- 徐行違反
- 進行方向別通行区分違反
検定中止
- 青信号の間停止
- 安全地帯に進入
- 1m以上の逆走
- 追い越し禁止違反
- 同一場所でのエンスト4回
- 縁石などに乗り上げ1.5m以上の走行
- 歩行者や建造物に接触するおそれがある
- 後車の妨害をする
- 信号無視
- 右側通行
- 踏切で前で一時停止しない
停止時
5点減点
- 駐車時にハンドブレーキをかけない
10点減点
- 道路の左端から0.3m以上離れて駐車
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車校の卒業検定試験で減点される主な項目のポイントは?まとめ
いかがでしたでしょうか。
卒検は教習所で習ったことを、確実におさらいしていったら、合格すること間違いないです。
縦列駐車もゆっくり一つ一つこなしていったら、大丈夫ですので慌てずにしっかりやっていきましょう。
次は、本免の学科試験になりますので、ちょっとしたコツをつかんで勉強しましょう。