政府の地震調査委員会が27日に発表した「全国地震動予測地図」の中では、主な活断層の地震発生確率も発表されました。

昨年4月の熊本地震は、身近な活断層が大きな被害をもたらしたことは、記憶に新しいところです。

各自治体において活断層対策は、早急に考えておかなければいけなくなりました。

もちろん各個人においても同様なことが言えます。

ところで地震には、二つの型があることをご存知でしょうか。

一つは海溝プレート型の地震、二つ目は内陸活断層型地震です

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  • 海溝プレート型地震→ 海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込み続けているため、ひずみが限界に達すると大陸プレートが、跳ね上がって起こる地震を言います。東日本大震災がその代表例です。
  • 特徴 

    1. 揺れている時間が長い。
    2. 津波が襲ってくる可能性が高い。
    3. 90年から150年程度の感覚で発生する。

    • 内陸活断層型地震→陸地の地下(ユーラシアプレートの内部)で活断層がずれて起こる地震を言います。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)がその代表例です。

    特徴 

    1. 揺れている時間が短い。(10秒~数十秒)
    2. 震源が浅いため、断層の近くでは揺れが激しい。
    3. 千年から1万年程度の間隔で発生する。

    暮らしのすぐそばにある活断層とどう向き合うか?

    地震による揺れと被害

    震度4:ほとんどの人が驚く。電灯などのつりさげ物は大きく揺れる。

    震度5弱:大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。棚にある食器類や本が落ちることがある。

    震度5強:ものにつかまらないと歩くことが難しい。固定していない家具が倒れることがある。

    震度6弱:立っていることが困難になる。壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。

    震度6強:這わないと動くことができない。飛ばされることもある。耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなる。

    震度7:耐震性の高い木造建物でも、稀に傾くことがある。耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、倒れるものが多くなる。

    「活断層がこんなにも強い揺れを引き起こすとは思わなかった」。
    熊本県益城町の女性(65歳)は、熊本地震で自宅が全壊したという。
    町内には4月16日の『本震』を引き起こしたとされる「布田川断層帯」が動いた跡が地表にあります。

    主な地方の活断層の地震発生確率

    活断層名 地方 今後30年の地震発生確率
    糸魚川-静岡構造線断層帯・中北部 中部 13%~30%
    中央構造線断層帯・和泉山脈南縁  近畿  0,07~14%
     三浦半島断層群・武山断層帯  関東  6~11%
     山形盆地断層帯・北部  東北  0,002~8%
     日奈久断層帯・日奈久区間  九州  ほぼ0~6%
     上町断層帯  近畿  2~3%
     長岡平野西縁断層帯  中部  2%以下
     立川断層帯  関東  0,5~2%
     岩国-五日市断層帯・岩国断層区間  中国  0,03~2%

    各自治体の主な対策

    徳島県→学校や病院など多数の人が利用する施設を建てる業者に、活断層調査を条例で義務付け、活断層の上での建築を制限。

    山形県→活断層上に建つ県所有の6施設の移転を決定。

    神奈川県横須賀市→活断層の位置を都市計画の地図に明示し、その周辺での建築を制限。

    全国で2000以上といわれる多くの活断層の上にはすでに住宅が立ち、人々が暮らしている。

    個人の所有地に「建物を造ってはならない」と自治体が制限をかけるのは、非常に難しい。

    「民間に対してどこまで規制がかけられるのか、そのハードルはかなり高い」と各自治体の担当者は語っています。

     

    個人でできる対策

    • ラジオ・テレビをつける

    情報をできるだけ早く確認し、冷静に行動しましょう。

    • 家族は大丈夫か

    けが人が出た場合、磁力や隣近所の人の助けを得て病院へ向かうことを考えましょう。

    •  靴・スリッパをはき室内のガラスに注意

    家の内外は、割れたガラスなどで危険です。絶対に裸足では歩き回らないようにし、必ずスリッパなどを履いてください。
    • 余震に注意

    外に出る場合は、家の東海に備えて、安全な服装で身を守りましょう。

    • 津波から避難

    海岸や河川近くなど、津波の浸水予測地域にいる人は、できるだけ早く津波避難ビルなど鉄筋コンクリート造の3階以上に避難しましょう。

    • 集合住宅では

    ドアや窓を開けて非常口を確保しましょう。非難にエレベーターは絶対に使わないようにしましょう。火災の時は、炎や煙にまきこまれないように低い姿勢で、階段を使って非難しましょう。

    • 家を離れるときは表示をしよう

    避難所に入ったり、地域外に一時避難するときは、家の前に行先や連絡先を表示しておきましょう。

    • 車で逃げるな

     渋滞により非難が遅れる場合があることや、緊急車両が通行するための道路をあけておくためにも、原則として車での非難はやめましょう。
    • 公衆電話を使う

    家庭の電話がかからなくなっても、公衆電話が使える場合があります。

     

    まとめ

    地震が起きると、地震火災や2次災害が発生する場合が、多くあります。

    まずしなければならないことは、お風呂に水をためておくということです。

    えっ、何の水なの?とお思いでしょうが、この水は飲料水のためではなく、トイレや洗い物などに使うための水です。

    結構、この水は一番に役立つと思いますよ。

    また、電気が復旧し家屋内の断線個所や使用中の電気器具に電気が通じることによる、通電火災が発生することがあります。

    非難するときは必ず電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉め復旧時の2次災害を防ぐことを、頭に入れておきましょう。

    このほか、隣近所の助け合いも大切ですから、普段からコミュニケーションはお互いにとるようにするといいでしょうね。